箏は日本の伝統楽器で1300年以上の歴史がある。その祖先は、音楽歴史上で知られている最古の弦楽器の一つである中国の古箏で、2500年以上の歴史がある。この古箏は、中国、当時の唐との国交が深まった奈良時代(710-794)に日本へ伝来し、すぐに貴族階級に広まった。

箏は数世紀もの間、雅楽の管弦や舞楽のみに用いられ、その使用は宮中や貴族階級に限られていた。

その後、戦国の世を経て江戸時代(1603-1868)には、当時の人気楽曲に使用されたのを皮切りに民衆にも広まった。特に、19世紀末の明治維新の頃からは、開国と革新的思想が相まって、奏法とレパートリーが目覚ましく拡大し始めた。

現在では、ジャンルを超えてジャズ、ポップス、ゲーム音楽などにも使用され、伝統和楽器のグループがロックのヒット曲をアレンジして演奏するなど、箏が活躍する世界は広まるばかりである。

箏の特徴

箏は軽く音響性に優れた桐でできている。13本の弦を有し、それぞれの絃はによって音程を調節する。長さは約6尺(約1.83メートル)、幅は約25 cm。奏者の右手の三本の指にはめた爪で絃を弾いて音を出し、左手で軽く弦を押したり引いたり、様々な奏法を駆使して音に変化を与える。これを「色を添える」という。

仁響館が提供する箏のコース:

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